
この記事の監修
株式会社Gravis 取締役 / 山田 里菜
2012年に株式会社Gravisを設立。現在では会員数約2,900名、スタジオ数150以上を展開する規模へ成長させ、幼児から社会人まで幅広く指導。 母校である玉川大学チアダンス部を全米選手権大会2連覇へ導くなど、指導者としても第一線で活躍中。
執筆(著者)
CHIAFOR 編集部
「チアをする人、支える人、すべてのチャレンジする人を応援する」を掲げるCHIAFOR運営チーム。 現場の声をもとに、インストラクターやチアリーダーがもっと自由に輝ける環境を作るための情報を発信します。
「長く着られるように大きめのユニフォームを買ってお直しをしたい」
「買ったばかりのユニフォームが小さくなってしまった」
「大会前に体型が変わってしまった!」など、チアユニフォームのお直しが必要になる場面は多いですよね。
しかし、特殊な生地や装飾が多いチアユニフォームは、普通の洋服のお直しとは違っていくつかの注意点があります。
そこで今回は、チアユニフォームのお直し術やサイズ調整のコツについて徹底解説していきます!
1. 自分でもできる!部位別お直しのポイント
サイズを詰めたり、ちょっとしたボタンの付け替えなどは、衣装のデザインを崩さずに自宅で調節することができます。
ここでは、自分でできる部位別のサイズ詰めのお直しポイントを解説します!
【トップス】肩詰め
タンクトップ型のトップスの丈が長い場合や、脇が開きすぎる場合は、内側に生地をつまんで縫うことで簡単に丈を詰めることができます。
まずはユニフォームを裏返しにして着用し、ちょうどいいサイズの位置を洗濯ばさみなどで挟んでマークします。
脱いでからマークした部分の形をしっかりと整え、まち針で固定して縫い合わせましょう。
手縫いでもミシンでも対応可能ですが、手縫いの場合は耐久性を高めるために「返し縫い」などでしっかりと縫い合わせるのがポイントです。
【トップス】脇詰め
胴回りのサイズが大きい場合は、トップスのサイド(脇ライン)を詰めることで調節できます。
トップスを裏返して着用し、サイドの余る部分をまち針や洗濯ばさみなどでマークして脱ぎます。
マークした位置に沿って、ミシンなどで直線縫いを行いましょう。
このとき、伸縮性のある糸(レジロン糸やウーリー糸)を使用することで、着脱時やアクティブな動きによる糸のほつれを防ぐことができます。
【スカート】ウエスト詰め
ウエストは、ゴムを入れ替えたり、ボタンの位置を調節したりすることで簡単に詰めることができます。
ただし、チアユニフォームのスカートはゴムの交換口がないケースが多いため、自分で内側に小さな穴を開ける必要があります。
ほつれが広がらないよう、慎重に作業を進めましょう。
また、全体のシルエットやプリーツなどのデザインが崩れないように注意しながら行うことが大切です。
2. チアユニフォーム特有のお直しNG例
ラインストーンや伸縮性の強い生地など、チアユニフォームには特殊な素材がたくさん用いられています。
一般的な洋服と同じ感覚でお直しをすると失敗の原因になるため、以下の注意点を必ずチェックしておきましょう。
ラインストーンやスパンコール付きの生地を「ミシンで縫う」
装飾がついている生地をそのままミシンで縫うのは絶対にNGです。
ミシン針が折れて飛び散る危険があるだけでなく、生地を傷つけて大切なデザインを損なう原因になります。
ストーンやスパンコールが施されている箇所は、避けて縫うか、手縫いで丁寧に仕上げましょう。
パワーネットなどの高伸縮素材を「普通の糸で縫う」
ストレッチ性の高い素材を、伸縮性のない一般的なミシン糸で縫うのも避けましょう。
ユニフォームを着用したときや動いたときに糸がパチンと切れてしまい、ほつれや生地の破れにつながります。
パワーネットなどの高伸縮素材には、必ずレジロン糸やウーリー糸などの伸縮性ミシン糸を使用してください。
「デザインや切り替えライン」をまたいで縫う
チームのロゴや複雑なライン、配色などのデザインが入っている箇所を無理にカットしたり縫い合わせたりするのはNGです。
素人のお直しでは左右のバランスが崩れたり、柄がズレたりして見栄えが悪くなってしまう危険性があります。
デザインに干渉する難しい箇所のお直しは、無理せずプロにお任せするのが賢明です。
3. プロに頼むべきケースと費用の目安
「サイズを大きくしたい(出すお直し)」「デザインをまたぐ複雑なお直し」などの場合は、お直しのプロに任せるのがおすすめです。
また、失敗が許されない大切な大会前のお直しも、プロに頼むのが一番安心です。
お直し専門店の一般的な費用感は以下の通りです。
| お直しの内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 小さな破れ・ほつれの修繕 | 1,000円程度〜 |
| 全体的なサイズ詰め・サイズ出し | 3,000円〜5,000円程度 |
| 特殊生地(プリーツ・ストーン付き等)の追加料金 | 上記に +1,000円〜3,000円程度 |
※上記はあくまで一般的な相場です。店舗や衣装の構造によって異なります。
プロの業者へ依頼する際は、事前に「チアダンスの特殊なユニフォームであること」をしっかりと伝え、使用している素材(特殊な伸縮性や装飾)を説明しましょう。
また、大会やイベントに間に合うよう、納期にも余裕を持って確認しておくことが大切です。
まとめ:ジャストフィットのユニフォームで最高のパフォーマンスを
成長期のお子様を持つ保護者の方や、チームづくりを担うインストラクターの方にとって、ユニフォームの「お直し」は避けて通れない課題ですよね。
ちょっとした肩詰めやウエスト調整であれば、今回ご紹介したポイントを押さえることで、ご自宅でも十分にシルエットを整えることが可能です。
しかし、チアユニフォーム特有の伸縮素材やラインストーンが関わる場合は、無理をせずプロの力を借りることが、衣装を長持ちさせる秘訣です。
適切なメンテナンスを行うことで、思い入れのあるユニフォームはより輝きを増します。
ジャストフィットした一着で、お子様やメンバーが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、万全の準備で本番を迎えましょう!
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